Page 2 - takenosei Vol.13
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竹のある空間
弓なりに曲がるほどしなやかでありながら驚くべき強靭さを持つ「竹」という素材。 自然がもたらしたその神秘的な素材は、やがて熟練した職人の技により、 まさに命が吹き込まれるように人肌の温もりを持つ道具として新たな時を刻み始めます。 籠として、器や皿として、花器として、空間を演出する調度品として、フレキシブルに、さまざまなデザインとカラーを変えて。 しかし竹の醸し出す凛とした素材感は不動のもの。実用的な道具にしてアートのステータスすら感じさせる格調高いもの。 わが国最古の歴史書、日本書紀にその起源が記された竹細工を使用するシーンは、
今 や「 和 」は も と よ り「 洋 」の ス ペ ー ス に ま で 広 が り 、手 に す る す べ て の 人 を 魅 了 し 、愛 さ れ 続 け て い ま す 。

